今回は「番手」のお話
ジーンズを生産するのに、意外に出てくる「番手」という数値
デニム生地
経糸と横糸を織って作られてる生地なので、
その糸の太さを「番手」で表します。
写真は経糸インディゴ染めの糸↑
下の写真は糸に撚り(より)をかけて 指定の太さにする工程
(カイハラ㈱ 提供)
数字が小さいものが太く 数字が大きくなると細くなる
縫製で使うミシン糸
通常ジーンズで使う糸は 20番手や30番手を使用します。
生地同様 数字が小さいほど太く 大きいほど細い糸です。
アクセントなどで0番なんてものすごく太い糸も使います。
ミシン針
生地と糸 それをミシンで縫製していくのですが、
その針にも番手があります。
形や長さ様々ですが、ミシンにあった適切なものを使います。
このミシン針
数字が大きいものが太く 小さいものが細いです。
ジーンズは厚手で重なるところは7枚にもなるので、太く丈夫なもので縫っていきます。
9~23番手ぐらいまで種類はあります。
太くなると 針孔も大きくなります。
そして最後にSAABの加工でも「番手」が…
それはこちら↓
紙やすりです。
ドリルに巻きつけて、モモやオシリを擦ったり
ヒゲの部分を擦ったり
ポケットのヘリに、ダメージを入れたり
クラッシュの穴をあけたり
すべてに紙やすりを使用します。
その「番手」も様々で、用途に応じて、生地によって変えながら
作業をしていきます。
この紙やすりは
数字が大きくなるほど 細かく
小さくなるほど 荒くなります。
そんな「番手」以外に細かいところですが、とても重要です。
一つ一つ適性の番手を使って、完成度の高いJEANSを作っていきます。